旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
Welcome to Kitanose
料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

05-05-05 お知らせ

連休明けでも。

連休中に新しいメニューのひとつでも・・と思って本棚からあれやらこれやらとたくさんの本を引っ張り出し、何か参考になるものがないかと店のカウンターの上に広げて見た。いつもメニューを決める時には魚屋とか八百屋に行って実際に食材を見て考える事にしている。実物を見なければ・・・って言うわけだ。例えば魚を見れば、生で食べる・焼いて食べる・蒸して食べる・煮て食べる・炒めて食べる・揚げてたべる・・などなどと考えるのだ。なんともベタベタな作業だ。

しかし、このベタベタの作業・・意外と忘れていた事や新しい発見をさせてくれるのだ。ノートを見たり、本を見たりしてメニューを決めている時には、固め打ちと言うか・・わかりやすく言えば「鮎の塩焼き」とノートに書いてあるとすると頭の中には塩焼きになった「鮎」が思い浮かぶだけで他の調理法方で料理された「鮎」は何処にも出てこない。しかし、一つ一つ煮る・焼く・揚げる・・等と調理法方をつぶしていくと、その作業中に新しい調理法方を思いついたり、面白い料理(完成するかしないかは別として)が頭に浮かんだりする。こういった地道な作業が身を結ぶのだ。

貴田乃瀬の料理には、こうして出来上がった料理が結構多い。何から何まで自分の頭で考えて作っているわけではない。決まった形のある料理を本の少しアレンジして見る事の方が多いのだが、それでも何品かはまったくオリジナルと言うか貴田乃瀬以外では見る事のない料理を考えついている。私にはすごくあっているやり方なのかもしれない。

で、連休中に何か新しいメニューが出来たのかと言えば、これがまったく何も思いつかなかったのだ。自分の頭などこんなものだと思っていても、いまさらながらに出来の悪さに驚くばかりだ。何とかならないかなぁ〜。って言うか、なんとならないかなぁ、新しいメニュー。

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