旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
Welcome to Kitanose
料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

05-02-11 お知らせ

この頃の日本酒の立場。

この頃の日本酒。

焼酎ブームに押されて・・と言うより、はっきりと「負けている」日本酒の現状。いろいろなご意見があるのは百も承知で上での書き込みだ。「貴田乃瀬は料理と日本酒の相性を楽しめるお店です」とページの頭に歌い文句で書いてあるくらいに、お客様の前に出ている料理と「お酒をください」と注文を受けて出すお酒の「相性」には気を使っている。・・以前は「つもり」などとどこかに逃げを打っていたけれど、この頃では自分なりの自信を持って「ハイこれをどうぞ」と出せるくらいにはなっている・・はずだ。しかし「親方、この刺身に合わせて焼酎をロックでください・・」しかも「芋の香りの強いやつで」なんて言われると「こまった!!!」になってしまうのだ。

白身の刺身・・たとえばひらめとか、この時期サヨリとか・・香りの強い芋のロックで相性ぴったりなんていう焼酎があるのだろうか??・・私の勉強不足なんだろうか?。たとえば「これなんか相性いいですよ」と勧められた焼酎があったとしても、私の舌はそれを「うまい、相性ぴったりだぁ」なんて言えるんだろうか?。かなりの数のお客様が「焼酎」を飲む今の現状。それはそれなりに納得しているし、自分でも焼酎を飲むようにしているし、その上で今こんな料理が合うんじゃないか、こういった料理をつくれば相性がいいのかもしれない・・。と、頑張っているつもりだ。そそのつもりでは追いつかないほど、お客様の「焼酎」と「料理」の組み合わせに対する「要求」つまり「相性」を求める声が大きくなってきている。しかし、それだって了解済みのことで、上に書いたとおり、あれやらこれやらと日々精進、日々努力の毎日だ。

しかし、刺身に芋のロックと言われても・・・。せめて最初の料理「刺身」くらいは、日本酒から、それが無理ならせめてビールから・・。ビールにしたって最初からは嫌がる料理屋があるくらいだ・・いまだに。それを考えればもう十年もすれば「とリビー(とりあえずビール)」も「とりショウ(とりあえず焼酎)」なんて言葉に代わるのだろうか?。何とか踏ん張っていかないと「日本酒の未来」は、本当に暗いものになりそうな気がするのは私だけ?。

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