かたづけをしながらラジオを聞いている。ＮＨＫのラジオ深夜便。番組が始まって１５年たつそうだ。ほぼ番組開始以来の常連となる。このラジオ深夜便の３時台に｢日本の歌、心の歌｣と言うコーナがある。まぁ、この時間帯でラジオのリスナーとなっているのはかなり年齢の高い方らしく｢日本の歌、心の歌｣でかかる歌も、下手をすると昭和一桁の流行歌がかかったりする。
昭和一桁の時代に生まれたのではなく、一桁の時代にすでに流行歌を聞いて青春を送っていた人たちなのだから年齢もかなり、かなり高めになっている。

それなりに納得しているつもりでも、たまには昭和３０年代の生まれの私の青春の唄もかけてくれればいいのに・・と思うのだ。時たま、昭和の年代を４５年とか５０年とか区切ってその年のヒット曲を特集してくれたりするのだが、圧倒的に少数派で本当にたまにしかかからないのが現状だ。

何度かこの現状を少しでも変えてもらいたいとメールを出したりした事もあるのだ。実際には深夜３時代・・つまり真夜中に働きながらラジオを聴いている人たちも多く、その多くは現在３０代・４０代・５０代の働き盛りの人たちが多いのではないか・・・と言うような内容で。

で、今年に入ってから、ほんの少し変化が現れているのだ・・私のメールのせいじゃないと思うけど。今日は７０年代女性フォークシンガー特集・・私的にはニューミュージックだと思うのだが。で、本当に懐かしい歌がたくさんかかったのだ。前奏から歌い始める私に、おかみさんは歩く昭和歌謡史だとほめてくれた。すべて歌える自分が誇らしい・・いいのか。

キカイダーのジローのように、背中にギターを背負って走り回っていたフォーク少年の自分が思い出される。時々はこのラジオ深夜便を借りて、懐かしいあのころの歌の話で盛り上がろうかな。