旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

05-02-02 お知らせ

一太郎・花子・風前の灯から思う。

ワープロソフト「一太郎」とグラフィックソフト「花子」風前の灯か・・・。
自分が使っているわけではないので何がどうなってこんな判決になったのかはよくわからないけど、巷で一番人気(らしい)二つのソフトが風前の灯状態だ。アイコンの操作部分が特許権を侵害したと言う事だけど、それにしても製品の製造・販売はもとより、在庫として残っているものの廃棄まで求める判決が出るとは・・。この頃は「権」と名の付くものの権利と言うか「力」が強くなってるようで・・。

私が生業としている「料理」と言う職業の中ではこの「権」と言う字はまだまだなじみが浅いものだろうな。フランスでは、レシピはもとより盛り付けの仕方などでもこの「権」の字がものを言っているらしいけど、日本では全くと言うか「権」の字などないに等しいんじゃないのかな。

えらそう言うわけじゃないけど、写真入で超簡単レシピをつけた料理屋のページってこの「貴田乃瀬」が老舗くらいの位置にいるんじゃないかと思ってる。カウントは思うように伸びないけど開設以来の年数とボリュームなら結構すごいんじゃないのか?。で、・・、たくさんの料理の写真を載せ続けていると悪く言うんじゃないけど「よく似た料理」を見かけるようになる。自分のつくった料理自体が「よく見かける料理」なんだから決して悪く言ってるんじゃない。ただ、きっかけになってるって言うか「おおっ、これいいじゃん」って言うきっかけになってるってことはあると思う。自分も含めて「権」の字を意識したらこの商売はできないなぁ・・。

「これは絶対オリジナル」っていう料理も何品か持っているつもりだけど、それにしたって「つもり」だけで、この広い日本のどこかで同じ料理を作っている料理人がいるような気もする。この料理を作り上げた「ただ一人」の人間・・って言うのになれたいいんだけど。そこまでじゃないかなぁ。

ちょっと考えさせられた「権」の字・・。自分で作り上げていくって言うのは大切だけど、発展させていくっていう考え方で・・都合よく仕事をしていく事にしよう。調子いいなぁ。

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