旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
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04-01-14 野菜 Index

野菜:えんどう豆

なじみの深いえんどう豆です。

コーカサス南部からペルシア近辺が原産地だと言われています。ギリシアからローマでは古くから栽培していましたが、食べるのは乾燥させた完熟豆でした。日本へは、さやえんどうが16世紀に伝えられ、明治以降各品種が導入されて栽培が盛んになりました。

寒い所では春まきの一年生、暖かい所では秋にまいて越冬するのでに二年生になります。低温と乾燥を好みますが、熱さにもかなり強いようです。わかさやようの代表格は、キヌサヤ、フランス大さや、オランダなどの品種です。青実用(グリンピース)はウスイが主流となっています(ウスイは品種のことです)。また、近年初夏の緑黄色野菜として評価されているスナックエンドウ(スナップエンドウと言う言い方もあります)は、青実が大きくなってもさやが柔らかく、さやごと食べられるアメリカ種のえんどうです。

まぁ、なじみが深い分だけ、あれこれ言う野菜ではないですね。とにかく、季節になれば必ずと言っていいほど口に入ってくる野菜ですものね。個人的には白和えなんかが美味しいと思います。

さやえんどうはスジを取って、お塩を少し落とした熱湯で色よくサッとゆでます。吸い地に漬け込んでから斜めの千切りにしておきます。豆腐は布巾に包んで軽めの重石をおいて、厚みが半分くらいになるまで水分を取ります。すり鉢に白胡麻を入れて(白胡麻のペーストなんかでも大丈夫です)油が出るまでよくあたります(あたると言うのはすりつぶす・・と言うことです)。水気を絞った豆腐を入れてよく混ぜ、砂糖、白味噌などを加えて味を調えます。これをさやえんどうと合えて器に盛り付ければ出来上がり・・超簡単(今風の言葉・・ってこれはもう古いんですかね)。同じようにして黒胡麻と合えれば「南部和え」と名前が変わります。

さらに個人的な意見を言えば、ササガキごぼうと玉子で閉じて、まるで柳川みたいに下「とじ煮」なんていうのも大好きですねぇ。けっこう何にでも使える重宝な野菜ですね。

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