料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
いろいろなことをシリーズ化して書いてきましたが、今回からは野菜のシリーズを始める事にします。一口に野菜と言ってもどれくらいの量があるのか見当もつきませんが、思いつくまま気の向くまま、書き込んでいってみます。野菜をシリーズ化するにあたって、季節別に並べていこうかと思いましたが、書き込みのほうが季節に合わないスピードで進んでいくようなので、あいうえお順で書き込んでいく事にします。それでは、今回はどれくらい続くでしょうか?
第一回目は「浅葱(あさつき)」です。
あさつきは、ネギやわけぎの仲間で、北海道から本州、四国まで自生する範囲はかなり広く、えぞネギ、しろうまあさつきなどの変種があります。山菜としての需要が多いためか、品種改良は余り進んでいませんが、栽培は盛んにおこなわれています。発芽したばかりの若い芽を薬味や和え物にします。独特の辛味があって美味しいと思います。
一つのかぶから20〜30cmの円筒形の細い葉がたくさん出るので、せんぼんわけぎとも言われています。ねにラッキョウのような小さいりん茎が6〜8ヶつき、これを株分けして増やします。
うちのお店ではハウス栽培のもので、できるだけ通年手に入るものを使っています。夏の定番メニュー「カツオの野菜盛り」には絶対に欠かすことのできない野菜です。子供の頃は「ネギ」と名のつくものは全て嫌いだったのに、いつの頃からでしょうか、逆に「ネギ」と名のつくものは何でも好きになってしまいました。ハネギの強烈な香りもなんともいえませんが、このあさ付の独特の辛味と爽やかな香りも大好きです。
細かく刻んだ浅葱を水にさらし、よく水気を切りご飯に混ぜ込んでおにぎりを作ります。お酒を飲んだ後、ほんのちょっとだけお腹に入れたいときには、このおにぎりは大好評です。ぜひ、お試しください。