料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
味噌汁の話も少し。
関東の味噌といえば淡黄色の信州味噌が圧倒的に多いようです。全国の味噌の生産高のうちでも約3割を占めています。東京の料理店でも、味噌椀といえば信州味噌ベースのやや辛口のもが多数派でしょう。また、信州味噌ベースに秋田の甘味噌、仙台味噌などを合わせたりしているところや、逆に東京産の辛口の江戸味噌を使っているところもあります。江戸味噌は一般的には、甘口だと思われているものが多いようですが、きっちりとした辛口のものもあります。
味噌汁を作るときには、口当たりをよくするために必ず漉した方がいいと思います。面倒臭いからそんな事はしない・・・まぁ、それでもいいでしょうが、なんでもひとてまかけたほうが美味しくなりますよね。当たり前のように言われていることですが、味噌汁は風味が命ですから、味噌を溶き入れたら煮立たせないこと・・これは絶対に守らなければなりません。これを守らないと「風味」という言葉が何の意味もなくなってしまいます。ちなみに、ある若い女の子が「味噌汁もお味噌を使った鍋物のようにぐつぐつ煮込んだほうがいいのかと思ってましたぁ。」・・って言ってました。まぁ、知らないことのほうが多いって年の子でしたから、「こうした方がずっと美味しいから試してごらん」とおしえてあげました。後日、ちゃんと試したようで「本当に、親方の言ってた(風味)って言うのがわかりましたぁ」・・って返事が返ってきました。
やれば何でもできるんです。
話を元に戻して、これからの季節、味噌汁もさめにくくする工夫も必要です。ほんの少し、本当にほんの少しだけ片栗などでとろみをつけるとさめにくくなります。具も沈みにくくなりますから見た目にもたくさん具が入っているように見えます。家庭でぜひお試しください。
明日も味噌汁の話を・・・・。