料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
今日は、味噌の持っている効果について書いて見ます。
まず、消臭効果。味噌は、魚介類や肉の持つ独特の臭みを消す効果があります。これは大豆のタンパク質が、においを吸着する働きがあること、また、吸収したにおいを、味噌独特の香りが包み込んでくれるからです。
たとえば、サバの味噌にや鯉こくなどはその代表的な例だと思います。料理に応じて、隠し味のように少量加えていくのもひとつの方法ですね。ただし、味噌の香りは長時間加熱すると失われてしまいます。素材の臭みを消したい場合は、味噌の一部を最初から加え、残りを仕上げに加えるようにするとより効果的になります。また、魚介類や肉、野菜などの味噌漬けに代表される効果として、味噌の塩分が素材の水分を吸収するため、最近の繁殖が抑えられます。
効果の話しから外れますが、味噌漬けの話を1つ。この季節の代表的な味噌漬けの料理の一つとして「サワラの西京味噌漬け焼き」があります。もちろん貴田乃瀬でもスタンダードな料理の一つとしてメニューにのせています。この西京味噌漬け、いろいろなものに応用が利きます。魚だけではなく、牛肉なども味噌漬けにできますし(少し甘めになって、焦げやすくなるのが欠点かもしれませんが)野菜なども味噌漬けできます。糠漬けみたいなものです。ヤマゴボウの味噌漬けとか食べた事があると思いますが、人参や、キュウリなども味噌漬けになります。
明日は味噌漬けの話でも書いてみますかね。