旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
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03-10-09 調味料 Index

調味料:脂・油 16 (オリーブオイル)

話が前後しますが、植物油の話の時に書き忘れた事がありました。オリーブオイルについて、ほとんどって言うか、せっかく集めた資料があったのにまったく書き込んでありませんた。もったいないですよね。バターの話は一段落と言う事にして、もう一度植物油の話をさせて下さい。今回はオリーブオイルを中心に書き込んでみます。

大豆・ゴマ・ベニバナ・オリーブ・ブドウやカボチャの種、最近ではシソの種まで油を採れる植物は多種多様ですが、製法はほぼ一致しています。いささか乱暴なまとめ方をすると、材料から油を採り、精製や濾過をするという事でしょう。何がって?・・植物油の定義って言う事です。植物油ってどうやって作るかって事ですが、最初に書いておけばよかったですね。

で、油の採り方は、物理的に搾り出すか(圧搾)科学的に溶液の中に溶かしだすか(抽出)の2種類に分けられます。この後、油を精製するかしないかが、油の個性を左右するポイントになってきます。

では、精製をするのとしないのではどんな風に個性が別れるのでしょうか?。圧搾や抽出した油のもと(原油)余分な脂肪酸やクセ、エグミなどが含まれています。これらを取り除く作業が(精製)と呼ばれる工程です。この精製と呼ばれる工程を経てくることによって、クリアーで熱に強い食用油となります。大半の原油にとってこの作業は不可欠なものになっています。大豆油・コーン油・グレープシード油などはこの方法で作られています。

一方で精製を必要としない油もあります。それがバージンオリーブオイルやパンプキンシード油などです。いずれも、原材料の風味や色がそのまま生かされています。精製油は、おおむね色が薄くなり、風味もほとんど残っていません。言い換えればクリアーな油なので、素材の味を生かしたい料理や揚げ物など幅広く利用できるのが特徴です。非精製の油は原材料の風味を残しているわけですから、最初から使うと言うよりは料理の仕上げに香り付けなどに使われるのが多いようです。

明日はオリーブ油についてちょっと書き込んでみます。身近にあるものこそ調べてみないとわからないものが沢山あります・。

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