旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

03-06-13 鮨ネタ Index

鮨ネタ:海松食 (ミルクイ冬物)

ミルガイ・・・・。

この貝も、一度ここで紹介してありますね。これまた春先のものと違い冬場のものには独特の味わいが出てきます。やはり、味が締まっているというか、濃くても貝全体の味わいがぼやけていないような気がします、この時期のものは。
歯ざわりの楽しい貝ですね。「コリッ」・でもないし「シャキ」でもない・・なんともいえない歯ざわりです。主に食べる所は太い水管の部分です。アサリの砂だしをしていると、貝の殻の中から小さな水管を出して水を吹いていますが、あの小さなものがミルガイの場合食べられるくらい大きくなっておすし屋さんで握ってもらえるわけです。殻付の状態で見ると、黒く汚れていてグロテスク・・あまり美味しそうな感じはしません。がしかし、黒い皮をひとむきするときれいな水管が出てきます。
これを「ミル」と呼んでいます。先端はホッキガイ同様ちょっと加熱するときれいな桃色に変わります。その他、小さいですが舌やヒモも美味しく食べられますが、あまり出してくれるお店がありませんね。

貝好きな私。
もちろんこのミルガイも大好物です。大きな水管を開いて半分を握るのが普通でしょうが、開いた水管を貝の繊維に疎ってたてに細切りにして、それを握ってもらうのも歯ごたえを楽しむと言う点では面白いかもしれません。食べにくい感じがしますが、ポイッと口の中に放り込んでしまえば大丈夫です。なんとも言えない食感が楽しめます。

甘味のある味わいをじっくりと楽しみたいと思っています。貝の中ではまさに鮨ネタにしてもらうために生まれてきたような貝ではないでしょうか。べたほめ・・・・。

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