ホヤガイと呼ばれることもありますが、貝類（軟体動物）ではなくて原索動物なのだそうです。形がランプのホヤに似ていることからついた名前だと言われています。東北地方では特に好まれ、養殖まで行なわれているのだそうです。かってはローカルな味わいでしたが今では全国的に何処の市場でもお目にかかれますね。

うちのおかみさんのお母さんが茨城県気仙沼の出身なので、季節になるとびっくりするほどの量を送ってきてくれます。初めて送ってきてくれた時の話しを少し・・・（おすしの話しとまったく関係ないですが）。宅急便の人に「すいません、ちょっと手伝ってくれますかぁ・・」って言われて、いったい何が来たのかと思ったら冷蔵庫ぐらいの大きさの箱が来てるじゃないですか・・。そうです、その中身が全部「ホヤ」だったのです。びっくりしましたねぇ。中身を数えたらなんと１５０ヶほどのホヤが・・・・・。日曜日の朝から夜中まで、とにかく一日中ホヤを捌いていました・・。あああっ、それから数をぐっと減らして送っていただく事にしました・・しかも平日に・・。

そんなこんなですっかりホヤの味に慣れてしまった私はホヤの握りを食べたくなってしまいました。で、茨城まで・・・ホヤのために行ったのではなくって、用事があって出かける事になって時期も合わせて何が何でもホヤを食べるつもりで出かけてきました。で、食べてみました。地元ではごく普通に握りにしていました。・・（ごく普通にと書きましたが何件もすし屋さんを回ったわけではなく、ホヤを握ってくれるおすし屋さんを紹介して！！と頼んだので、ひょうっとしたらこのおすし屋さんが特別なのかもしれません。ただ、握って下さいとお願いしたらいつでもあるネタを握るようにごく普通に握ってくれたのでそう感じたのかもしれません、地元の方が見ているといけないのでね、一応）・・くどいようですが、食べてみました。うま〜〜〜〜い・・ホヤ好きにはたまらない！！。シャリの中にガリを細かく刻んだものが仕込んであって、その上にホヤがのっています。『そのまま、がぶっていってね』って言われたので一口でパクっ。その地域に行かないと食べられない食材がたくさんあるのでしょうが、このホヤもその１つ。ああっ、全国を行脚してその土地の珍しい握りを食べつくしたい・・。

今日はまったく自分の体験だけの書き込みになってしまいました。