旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
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03-04-30 鮨ネタ Index

鮨ネタ:赤貝 (アカガイ)

<写真(左が菊花、右が手毬)は安来寿しさんのご好意で転載させていただきました。>

赤貝・・。

殻の表面にはおよそ42本の筋が放射状に走っています(この筋を肋と言います)。特に肋と肋の間の溝にはとがった細かい毛が規則的な間隔をあけて立っています。貝殻はどちらかと言えば薄手で、貝の中の身がヘモグロビンを含んだ血液を持っているので、殻が割れたりして赤い血のようなものが出てくると、最初はビックリしてしまいます。小僧さんとして働いていた頃はこの赤貝を一日に何十キロもさばきました。手が貝の血液で真っ赤になって、楽しいものではなかったですねぇ・・。

赤貝の商品価値は味・香り・かたさ・色にあると言われています。おすし屋さんなどで赤貝をまな板に叩きつけているのを見たことはありませんか?。ああして赤貝の身をしめているのです。旬としては産卵期前の春から初夏にかけてですが、ほとんど一年中出回っていますね。

個人的には、貝コースを始めるときに1番最初に頼む貝です。(この前はハマグリを最初に頼むって言ってたのに)赤貝からミルガイ・トリガイ・と言ってそれから今日のお勧めの貝を握ってもらう。貝は丸ごと握ってもらうに限ります。口の中に放り込むと、口の中全部が貝の味に染まってしまうくらいでないといけません。貝に限らず握りと言うのは一口で・・と言うのが私の持論です。ですからあまり大きな握りはちょっと・・少し小ぶりぐらいがちょうどいいと思っています。ポイッと口の中に放り込むようにして食べる・・あくまでも個人的にではありますが、「ポイッ」これが1番美味しいと思います。

話が赤貝からそれましたが・・。紐や貝柱も当然握ってもらいますが、出来ればこれは分けて握ってもらうのが好きです。紐と貝柱を軍艦巻きにして、刻んでさらした葱をのせてポイッと行く・・・。注文が多くてすいません。

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