旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
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03-04-25 鮨ネタ Index

鮨ネタ:鳥貝 (トリガイ)

<写真は安来寿しさんのご好意で転載させていただきました。>

トリガイの名は、身質も味も鶏肉に似ているからだという説と、足の形が(食用になる部分のことです)鳥の頭に似ているからだと言う説があります。どちらにしても「鳥」から来ている事に違いはないようです。食べてみても、形を見ても「鳥」を想像することは出来ませんでしたが。

殻付のものは殻からはずし、足を切り離して開きます。薄い塩水でよく洗い、ざるに上げて水気を切っておきます。これをお湯にサッと通します・・すると紫褐色をしていた色が褐色変わります。一般的に目にするものはこうして火を通したものがほとんどでしょう。

柔らかさと甘さが特徴です、貝類は生が身上ですから、出来ればこうして火の通ったものではなく生のものを頂きたいのですが、から付の生が出回るのはほんの短い間だけでなかなかお目にかかれません。大き目の生のトリガイ1枚でシャリを包んで握ってもらうのが一番ですが、贅沢は言いません。2枚ぐらいになってもかまいません。

基本的には生のトリガイにワサビでしょうが、甘味を引き立たせるために刻み葱とショウガをほんの少しって言うのもいいですねぇ。そのほかにも、煮ツメをほんの少し塗ったり・・・。アゲマキを握るときにも煮ツメを縫ったりしますが、トリガイの甘味を消してしまうような気がして・個人的にはショウガぐらいが限界かと思います。

貝は時期の短いものが多くてなかなかその時期に全てを食べる事ができませんが、貝好きの私としてはなんとしてもネタケースに並ぶ貝を全種類食べてしまいたいのです。今日からは少し貝を続けましょうかね。

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