料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
<写真は安来寿しさんのご好意で撮影させていただきました。>
ホタルイカは春先になると産卵のため、富山湾に群れになってやってきます。そこを一網打尽に・・・・・。痛みやすいために、水揚げされた多くのホタルイカはすぐに茹でて出荷されます。おすし屋さんなどで握ってもらうもののほとんどがこの茹でたホタルイカです。
最近は市場などでも生きたまま酸素の入った袋の中で泳いでいるものを見かけますが、握ってもらった事がないので(生きたホタルイカを食べた事はあります・・富山まで行って漁をしている所で食べさせてもらいました・・しかし、握ってもらった事がないんですねぇ)寿司飯とあわせるとどうなるのかはよく分かりませんが、多分美味しいんじゃないかと思います。
茹でたてのものほど丸々と太って、小豆色が鮮やかですね。時間がたつと黒ずんでしまいます。丸ごとワタの味も味わうものだけに、茹でたものでも鮮度のよしあしが味に大きく影響します。
すし屋さんによっていろいろ握り方にも形があるようですが、私はごく普通に握ってもらうのが好きですねぇ。ところで、このホタルイカを握った時にワサビなのか生姜なのか、それとも煮詰めを塗るのがいいのか?。すし屋さんのカウンターで議論した事があります。
隣に座っていたお客様は煮詰め派でした。それでは・・と握っていただくと確かに美味しいのですが、ホタルイカのワタの味より煮詰めのほうが強く感じてしまって・・。私は生姜ですが、その隣の方によると生姜はワタの甘味を生かしていない、やはりワサビだと言う事になるようです。
カウンターの向こうにいる親方が言うには、どちらでもお客様のよろしいように・・・・と言う事でした。まぁ、好きなように食べるのが美味しいという事でしょうか。親方的には、食べ方の決まっているおすしと、まぁ、ある程度の幅を持たせているおすしとあるそうです。そんな話もいろいろ聴かなくっては。
それじゃァ次はウニ・・馬糞ウニでも握ってもらおうかナァ・・。明日はウニ(馬糞ウニを書いてみたいと思います)です。