料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
イカ類は、石灰質の甲を持つ「甲イカ」類と、甲が薄い木の葉状の軟甲(俗に骨と呼んでいますけど)に変わった「ツツイカ」類に分けられます。ツツイカ類はさらに沿岸に住む「ヤリイカ」類と、それ以外の沖合いを回遊する「イカ」類(スルメイカなど)に分ける事ができます。
どのイカ類も生きている時には身体が透明で内臓が透けて見え、水から上げると透明感が薄れて茶褐色に変わり、時間がたつにつれて乳白色色に変わって行きます。この変化はイカの鮮度を見分けるバロメーターにもなりますね。
で、ケンサキイカです。ヤリイカに似ていますが、胴が少し短く、触椀も太い所が特徴です。体内の墨袋の上に発光器があります。市場などでは赤いかと呼ばれている事が多いようですね。春から夏にかけて旬を迎えるイカです。
身は薄いのですが、歯ごたえのある硬さが身上でしょうね。歯ごたえのあると書きましたが、大型のイカの中では鮮度の落ちるのが1番早いのが難点なのです。鮮度が落ちてくると、急にかたさがなくなってしまいます。歯ごたえのあると言うのは鮮度のいいという事になります。
イカ素麺のようにして食べると清涼感はありますが、握った時に厚みがないので寿司ダネとしては嫌うお店もあるようですね。しかし、私はこのイカが好きなんですねぇ。やはり歯ごたえといいますか、握ってもらって口の中に放り込んだときに感じるコリコリッとした感じ・・。あれがたまらなく好きなんです。イカは身もゲソも何でも好きです。
明日は時期のものホタルイカなんかいって見ましょうかね。