旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

05-06-01 お知らせ

生の野菜を食べる・・の続き。

身体を冷やす野菜があるのなら、もちろん身体を温める野菜だってある。この前書いたけれども身体を温める野菜の多くは地面の下になる野菜。つまり、俗に言う所の「根野菜」だ。しかし、地表に出ている野菜と違って根野菜は生のまま食べる事の出来るものが少ない。食べろと言われれば食べますけれど、どちらかと言えば火を通してちゃんと調理してもらいたい・・そんなのが多い。で、ちゃんと火を通したからって言ってこの根野菜が持っている栄養がすべてなくなってしまうわけでもない。ここが肝心だ。葉物は「サラダ」になりやすいので生で食べる・・新鮮で栄養がたっぷり・・なんとなくそんな気がする。それじゃぁ、ゴボウの煮たのはどうだ。人参を煮たものは、ジャガイモは??。火を入れたってちゃんと身体を作る栄養になっているでしょう!!。それどころか「里芋とイカ」とか「ジャ芋と豚肉」とか「人参やらゴボウやら鶏肉やらで五目煮」なんて言うのは他の食材と組み合わせる事によって、より栄養を身体に取り入れやすくしたり、多くの栄養を身体に取り入れる事が出来るようになる。

だからと言って、何回も言うけれど「生野菜はだめ」って言うんじゃない。それもありだけど、どうせ野菜を食べるのなら、より多くの量をとる事が出来ていろいろと味の変化も楽しめる「煮物」や「揚げ物」なんて言うものにしたらもっと美味しくたくさん食べる事が出来ると思うけど。今回の話を書いたらすぐにお客様からメールをもらった「なんで生野菜がだめだとか書くの?」・・だめだって言ってるんじゃなくって、野菜をちゃんと摂って健康に気を使おう!!・なんて言っている人が多いわりには「火を通した野菜」じゃなくって「生野菜信仰」みたいなのにつかまっちゃっている人がかなり多いと感じたものだから。野菜には身体を暖めたり、冷やしたりする力だけじゃなくって、医食同源で食べ物から薬になる部分を取り入れて健康的に生活できるようにする力・・こんな力だって備わっている。もちろんそんな事は皆知っている。だったら、単品で「野菜」だけを摂らずに「野菜」と一緒にお鍋で煮たいろいろな食材も一緒に摂ったほうが、よりいっそういいってもんだ。

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