旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
Welcome to Kitanose
料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

04-10-14 お知らせ

まだいたぁい・・のだ。

激痛とはこのような痛みのことを言うに違いない。私の背中は背骨の左側が大きく腫れ上がってしまっているのだ。無理もない・・普通だったらとても動けないような痛みの中で仕事をするのだ。左足に全体重をかけ、体を斜めにしながら中腰で膝を若干曲げて・・言葉では説明のできないような格好で仕事をしているのだ。あわれだ・・。誰が見たってあわれな格好だ。私がカウンターに座っていまのあわれな自分の姿を見ていたら涙を流しながら酒を飲み、請求されたお勘定の倍ぐらいはチップで置いてくるに違いないと思うのだ。いや、必ずそうするだろう・特にチップは

苦悶に顔をゆがめながら仕事をしているのだが、誰からも同情の声がかからないところを見ると、私の顔が苦悶でゆがんでいるのか、元からゆがんでいるのか見分けがつかないのだろう。これは苦痛でゆがんでいる顔なのだ。ゲゲゲの鬼太郎の砂かけババァのように、ヨタヨタと狭い厨房を歩き回り何とかお客様に迷惑をかけないようにまさに命を削って仕事をしている・・あああっ、なんて立派なんだろう。自分で自分をほめてあげたいと言ったマラソン選手がいたが、今ならその気持ちが痛いほど分かるのだ・・・痛いのだ、実際。

ぎっくり腰とはまた違う、疲れやストレスがたまりにたまるとこんな風になってしまうのだ。ここしばらく疲れるほど仕事をしていないところを見ると、ストレスか?。なんのだ??。大きな声ではいけないのだが、私にもそれなりにストレスを感じるようなデリケートな部分があるらしい。大きな声で言ったところで誰も信じることなどないだろうから、自分だけで納得しているのだが、年を取って初めてきずく、意外と気の小さなところがあるのだ。見た目と違ってずいぶんとやさしいし、気立てのいい男なので少しぐらい疲れていてもお店を早仕舞いしたりはしないし、いつも笑顔でお客様を迎えているのだ・・・・・・(すいません、かなりうそをついています)。そんなところがストレスとなって、この体を蝕んでしまうのだろう。激痛、今時激痛なんて言葉を自分の体を使って体験することになろうとは。いつになったら治るやら。今しばし待たれよ。

Copyright 1996-2004 Kitanose, All rights reserved.