旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

03-11-06 調味料 Index

調味料:酢 3 (製品の紹介)

製品の紹介となると実際メーカーの名前を出さないとどうにもなりません。このページでメーカーの名前などを出すと、宣伝をしているみたいで・・どうしようかナァ・・と思ったのですが、前回のミリンのときにちょこっとでてきた(貴田乃瀬で使っているミリンの名前)だけでけっこうな問い合わせがありました(私のところに個人的メールで)。どうせならばと、貴田乃瀬で今までいくつか試してきた「酢」を紹介する事にします。

千鳥酢

日本の酢。よく見かけると思いますが「千鳥酢」。村山作酢(株)創業270年余り、京都の老舗の製品です。とく日本料理店で愛用者が多いと思われます。酢酸発酵の際に長期熟成させた酒粕を加えて醸造するため、刺激の少ないまろやかな味と香りが特徴です。

雑賀

貴田乃瀬で今使っている「酢」はこれです。雑賀豊吉商店は、酢を醸す蔵と清酒を醸す蔵があります。それぞれの製造部門が力を出し合って究極のお酢が出来上がりました。酒造部門で製造した山田錦100%使用の大吟醸粕を1年間以上酒蔵で熟成させ、その酒粕に酒造部門で製造した純米酒原酒を加え、30石大木桶で静置発酵させた米酢です。この無添加米酢は「雜賀」を醸し出す酒造責任者『岸本義弘』杜氏と「九重酢」を醸し出す食酢工場長『福田実』氏の協同で素材を吟味し、お互いの技を駆使し、精魂込めて醸し出した逸品です。
雑賀で作っている梅酢を砂山町の片山酒店さんに紹介され、その素晴らしさに驚きました。以前から知っていた「九重酢」とお店で使っている日本酒の蔵元「雑賀」さんが結びつかず、その時まで雑賀さんで「酢」を作っているとは知りませんでした。で梅酢だけかと思い雑賀さんに問い合わせた所「いえいえ、原料の酒粕は山のようにありますから、普通の酢も作っていますよ」とのお返事、それでは早速と言うことで手に入れました。使ってみると今まで使っていた大手のメーカーのごくごく普通の「酢」とはまったく違う次元のものだと感じます。つんとした所がなく、素材の持っている力を充分に引き出してくれる魔法のような「酢」です。

今日は千鳥巣と雑賀さんの酢を紹介しました。

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