旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

03-04-07 鮨ネタ Index

鮨ネタ:白魚 (シラウオ)

シラウオ・・シロウオ??・・シラス・・・・。どれがシラウオで何がシロウオなのか分からずに口に入れていたような時期もありましたが、この仕事についてからはちゃんと勉強して、それなりに理解して口に運んでいるつもりです。

で、シラウオです。形や大きさはまったく違うのですが、サケやマスに近い魚なんだそうです(ちゃんとシラウオ科って言うのがあります)。産卵期になると海から川へのぼって1年で成熟します。昔(水がきれいだった頃なんて言いますから、かなり昔の事なんでしょうが)は、東京の隅田川にもシラウオがのぼって来たそうです。もちろん、江戸時代には春の名物となり、隅田川にたくさんの屋形船が浮かび、船の上からシラウオをすくって食べたのだそうです。私の好きな時代小説「鬼平犯科帳」なんかにもそんな事が書いてあったような気がします・・。

姿を見ただけでも春を感じる鮨ネタであります・・・今気がつきましたが「鮨ネタ」なのか「鮨ダネ」なのか???。とにかく、味わいは「淡い」の一言でしょうね。小さな魚なので、鮮度がには十分気を使わないと味に大きく影響します。

個人的には、きれいに頭をそろえて同じ方向を向かせて握ってもらうのが良いんですが。軍艦巻きみたいにして出してくる所もありますね。以前東京のおすし屋さんで頂いた江戸前の仕事のしてあるおすし・・お酒とミリンか何かでサッと火を通して、下に海老のそぼろが仕込んでありました・・。これもまた美味しかったです。

口の中全部が春になったみたいな鮨ネタ・・まさにシラウオに尽きるっていう感じですねぇ。

明日はハマグリ・・・これも好きなんです。

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